複利とは何か
複利とは、元金だけでなく、それまでに発生した利息にも利息がつく仕組みのことです。アルバート・アインシュタインが「人類最大の発明」と呼んだとも言われる、資産形成において非常に重要な概念です。
単利と複利の違い
単利の場合
元金100万円を年利3%で10年間運用すると:
- 毎年の利息:100万円 × 3% = 3万円
- 10年後の合計:100万円 + (3万円 × 10年) = 130万円
複利の場合
同じ条件で複利運用すると:
- 1年目:100万円 × 1.03 = 103万円
- 2年目:103万円 × 1.03 = 106.09万円
- ...
- 10年後:100万円 × (1.03)^10 = 約134.4万円
たった4万円の差と思うかもしれませんが、期間が長くなるほど、この差は大きくなります。
複利効果を最大化する3つのポイント
1. できるだけ早く始める
複利効果は時間が味方です。20歳から毎月1万円を積み立てる人と、30歳から始める人では、60歳時点で数百万円の差が生まれます。
2. できるだけ長く続ける
途中で解約せず、長期間運用を続けることで複利効果が発揮されます。
3. 再投資を徹底する
配当金や利息を受け取らず、再投資に回すことで複利効果を最大化できます。
72の法則
資産が2倍になるまでの年数を簡単に計算できる法則です。
72 ÷ 年利(%)= 資産が2倍になる年数
例えば、年利3%なら 72 ÷ 3 = 24年で資産が2倍になります。
積立投資での活用
毎月コツコツ積み立てる場合も、複利効果は大きな力を発揮します。
- 毎月3万円を年利5%で30年間積み立てた場合
- 元本:3万円 × 12ヶ月 × 30年 = 1,080万円
- 30年後の資産:約2,497万円
約1,400万円が複利効果による利益です。
当サイトの積み立て計算ツールで、あなたの積立プランをシミュレーションしてみましょう。