日本の年齢システム

日本には「満年齢」と「数え年」という2つの年齢の数え方があります。それぞれの違いと使い分けについて解説します。

満年齢とは

現在、日本で公式に使用されている年齢の数え方です。 計算方法:
  • 生まれた日を0歳とする
  • 誕生日を迎えるごとに1歳ずつ加算
使用される場面:
  • 公的書類(免許証、パスポートなど)
  • 学校の入学資格
  • 成人年齢の判定
  • 年金受給資格

年齢計算に関する法律

日本の法律上、年齢は誕生日の前日に1歳加算されます。 例:4月1日生まれの場合
  • 3月31日が年齢加算日
  • そのため、早生まれ扱いになる

数え年とは

伝統的な年齢の数え方で、現在でも一部で使用されています。 計算方法:
  • 生まれた年を1歳とする
  • 元日(1月1日)を迎えるごとに1歳ずつ加算
使用される場面:
  • 厄年の計算
  • 七五三
  • 長寿のお祝い(還暦、古希など)
  • 神社仏閣での年齢

満年齢との差

  • 誕生日前:数え年 = 満年齢 + 2
  • 誕生日後:数え年 = 満年齢 + 1

学年と年齢の関係

日本の学校制度では: 小学校入学
  • 4月1日時点で満6歳であること
  • 4月2日生まれ〜翌年4月1日生まれが同じ学年
早生まれとは
  • 1月1日〜4月1日生まれの人
  • 同学年の中で誕生日が遅い(若い)

学年早見表の使い方

生年月日を入力すると、各学校の入学・卒業年が分かります:
  • 小学校:6年間
  • 中学校:3年間
  • 高校:3年間
  • 大学:4年間

長寿のお祝い

数え年で祝う伝統的な長寿祝い:
名称数え年由来
還暦61歳干支が一巡する
古希70歳「古来稀なり」
喜寿77歳「喜」の草書体
傘寿80歳「傘」の略字
米寿88歳「米」の字
卒寿90歳「卒」の略字
白寿99歳百-一=白
当サイトの年齢計算ツールで、満年齢や学年を簡単に計算できます。